病院勤務医女医のロジカル?妊活、妊娠、育児、投資

勤務医です。自分が普段『とってもよい!』と思ったことを人に紹介することが大好きなのでそんなブログを作ります!

多忙な女医が妊活するには⑦人工授精にトライ

さて、ヒューナーテスト(フーナーテストともいう)まで終わり、

 

基礎体温のチェック

②子宮頸がんチェック

クラミジア検査

④基礎ホルモン検査

⑤夫の精液検査

⑥子宮卵管造影検査

⑦ヒューナーテスト

と順調に全てこなしてきた私。

 

外科医でここまで出来たのも、全てはうちの病院でやってきたからだと思います。

これまでの検査でヒューナーテスト以外殆ど異常は見つからず、

先生いわく、

『逆にそういう人は難しいんだよね』

と。

 

 

ついにステップアップの時期だ、と自分で考えました。

3回人工授精をしょう。

それでダメなら体外受精に早く切り替えよう。

と決意しました。

 

 

夫は当初体外受精にはわずかですがやや否定的と私は感じました。

体外受精も辞さないよね!と言ったら、うーん、まぁね…と言われた程度ですが…)

 

きっとほんとうに自力で出来ないんだっていうのを認めることになることとか、

子供の選別が自然でない感じとか

そういうところに抵抗があるのだろうな…

とは思うのですが。

 

 

私は友人が体外受精でほんとうに可愛い子供を授かっていたので、あまり抵抗感はありませんでした。

ただ、採卵は学生実習のときに見学して、怖いな、と。

 

 

だからまずは人工授精をすることにしたのです。

 

 

人工授精とは、平たくいうと精液を濃縮して子宮に入れること。ほとんど普通の性行為と変わらないですよね。

 

体外受精とは卵子を体から出して、シャーレの中で精子と出会わせること。その中でもただ卵子精子を振りかける媒精受精と、精子をダイレクトに卵子に打ち込む顕微受精に分かれます。

 

今回私たちが行うのはまず人工授精。

夫の抵抗感が少ないのと、わたしにも夫にも一応異常はなかったので、順当にいくと人工授精かな。と。

 

そしてその期限は3回と決めました。

時間的な問題と、確率論的な問題で。

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不妊症・不育症治療』より

 

データから考える 不妊症・不育症治療−希望に応える専門外来の診療指針

データから考える 不妊症・不育症治療−希望に応える専門外来の診療指針

 

 

 

30代女性の場合、人工授精だけで妊娠にいたる累積妊娠率は大体3-4回で20%ほどで頭打ちになるのです。

累積でたったの20%!!

そこで妊娠する人の80%は大抵3-4回までに妊娠するということなのです。

 

 

だから人工授精は3回まで。

 

それでできなかったら、体外受精

体外受精はこわいけど、そうする!と決めていれば覚悟できるだろうと思ったのも1つでした。

 

 

人工授精は卵胞が育ってきているか時々経膣超音波でチェックをして、

卵(主席卵胞)が20センチを超えると排卵のタイミングになるので、そこでその日の当日に採取した精子を遠心分離して濃縮しておき、カテーテルで子宮の中に注入します。

 

だから子宮口のあたりの頸管粘液に抗精子抗体があったとしても、理論上は妊娠しやすくなるはずなのです。

 

値段は人工授精が2万円というのが大体の相場なようです。診察代などですこし上乗せがあるかもしれませんが。

 

 

 

では具体的な人工授精の排卵予測とは?

実体験を元に綴ります。

 

不妊治療編①につづく

doctorlogical.hatenablog.com

 

おつかれの方はこちら

doctorlogical.hatenablog.com